警察民営化 [小説]
平成30年。
ついに警察が民営化された。
警察は独立採算制となり、署は営業所となった。
警視庁は本社となり、警察の権限はそのまま維持された。
だがここで大きく変わったのは、利益をあげ続けなければ警察の運営自体出来なくなってしまうという事である。
警察営業所内では・・・
「これから小さい事件でも、どんどん容疑者をしょっぴいて来るんだ。点数が加算されれば、それが我々の利益となるんだ」
「なんか健康保険の点数制みたいですね」
「そうだ、それをお上に申請すれば我が営業所に振り込まれると言う仕組みだ」
「ハア?で1ポイント幾らくらいになるんですか」
「信号無視で10ポイント、暴走行為の検挙は一人30ポイト、殺人犯の検挙は200ポイトだ。
1ポイントは1万円だ。
まだまだあるぞ。50ポイントごとにボーナスがある。おまけに100ポイントで一階級昇級する」
「よし!今日は暴走族の検挙だ、みんな頑張れよ!!」
さっそく警官達は営業活動に出た?
「よし第一営業部、遠慮することはないビシビシやれ。法律もすべてポイント制だ重傷を負わせるくらいは許されるんだ。いいなぁ稼げよ」
そこに暴走族が30台の車とバイクが群れをなして押し寄せた。
「よし!第一営業部、鉄ビシを撒け」
そこに暴走族が突っ込んで来た。
たちまちパンクして走行不能となった処へ、警官が上から鉄条網の網を被せて警棒で一斉にボコボコと叩きのめした。
「けっ警察がこんな事をしていいのか、訴えてやるぞ」
「ばか者!裁判所も民営化されポイント稼ぎで必死だ。いわば互いに営業成績があがるんだよ!」
これには暴走族も震えあがってしまった。
それを聞いたヤクザ達も方針を変えざるを得なくなった。
暴力行為や、脅しでもしたら問答無用で検挙された。
また現行犯逮捕ならヤクザは半殺しにされても文句が言えなくなり、泣き寝入りするありさまだった。
そして一年後、暴走族はすべて解散、ヤグザもシノギがなくなり今では警察の下請けとなって治安に貢献したとか。
民営化バンザイ
私は感心しています、私は認めなければなりません。まれに私は教育的で面白いブログに遭遇することはほとんどありません。
私は頭に釘を打ったことを教えてあげましょう。問題
十分な人が知的に話していないという問題です。
今私はこれに関連した何かのために私の狩りでこれを見つけたことを非常にうれしく思う。
by Klara (2018-03-01 14:41)