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泣いている君 [小説]


 

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君は泣いていた 


私の服が濡れるほどに泣いていた


他の人も服が濡れるほどに泣かれ、ほとほと困った顔をしていた


濡れるのが嫌で走って逃げる人も居た


必要な事なのに嫌われる 


私はとても悲しい


君は笑っていた 


満面の笑みを私に見せてくれた


でも今は苦笑い 


曇った笑顔は苦笑い


それはとても悲しい事だ 


でも周りの人は慣れてしまった様子


誰も君に目を留めない 


私はとてもさびしい


時折私の頬を撫でる君は優しい 


時折私の心を慰めてくれる君はとても広大だった


春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来て、また春が来る

その間、大まか決まった時期に君は長い間泣き、

違う笑顔を見せる


でも今は君の泣く時期がはっきりと分からない


君の笑顔が曇って見えない 


君の頬を撫でてくれる手は切なげで

君が慰めてくれた広大さは殆ど失われた


私は何もできない 


無力だ・・・無力だ・・・


でも、どれだけ掛かるか分からないけれど、いつか君を前と同じ位の満面の笑みにしてみせる

泣く時期が安定すればいつでも慰めよう


広大さを取り戻し、その手でまた優しく撫でて欲しい


星空の笑顔がとても綺麗な君・・・






タグ:小説
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