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最後の。。。 [小説]


 

 

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 俺は死ぬときに

「やり残したことなんてないし悔いはないっ」

なんて言いたくないんだ。



だってちっぽけだろ?



お前のやるべきことってそんなに少なかったのか? って思うだろ?



俺ならこう叫ぶつもりさ。




「ああ! 俺の人生はやり残したことだらけだった」



あいつは夢と希望に満ち溢れたまま逝った。



死ぬ寸前まで前向きな男だったよ。



そう言ってもらえたら本望なんだよっ。



「なるほど。で、どうしたいんだ?」





「と、とりあえず。。もう少し生きたいですっ!」




「言いたいことはそれだけか?」



後ろを向いて駆け出した男の背中に向け、拳銃が火を吹いた。






タグ:最後の 小説
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