夢 [小説]
20××年、ある男が夢の続きを見る事の出来る機械を発明した。
男は改良を重ね、ついに夢を自由に見ることの出来る機械を創り出すことに成功した。
夢の中では誰もが主人公であり、世界のすべてを自分の思うままに動かすことが出来るのである。
この機械が世間で評判になり、男は瞬く間に富と名声を手に入れた。
そんなある日、一人の客が男に尋ねた。
「どうやって、こんなに素晴らしい機械を作ったんですか?」
すると、男は答えた。
「簡単だよ。これら全ては私の夢の中の出来事なんだから。」
2015-06-01 03:34
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0